今立町の和紙の里によるまちづくり
福井県今立町の和紙の里に行ってきました。
パピルス館、和紙の里通り、卯立の工芸館、和紙の里会館があります。全体として、統一的な感じで、寛ぎながら散策するにはいいところでした。
この和紙の里作りが、どのような効果を挙げ、どのように地域経営の中で位置づけ、その成果を地域経営の中に反映しているのでしょうか。
施設整備は、1974年 和紙の里会館建設(1998年 館内改装工事)、1982年 パピルス館建設、1990年 和紙の里通り建設、1997年 卯立の工芸館建設と着実に進められた。これにともなって、地域サポーターである観光客数は、1980年 63,900人、1985年 105,600人、1990年 202,100人、1995年 228,700人と着実に増加していっている。しかし、地域を着実に支える常住人口は減少しており、地域活動を表す昼間人口、事業所従業者数も減少している。(グラフ参照)
地域において特色ある施設を核にまちづくりがすすめられているが、問題はどのように地域経営をしていくかである。どのように地域経営に効果的に反映していくかである。そのため、「入館者の数、イベント等の成果は、経営者、地方自治体へどのように報告され、それをどのように活用されているのか」、「成果を報告し、それに基づいて、今後の活動方針等を示すシステムはあるのか」、「地域全体の活動、発展との関係について検討する組織、活動はあるのか」など、まちづくりを地域のマネジメントに反映していく面からの問いかけが必要なのではないだろうか。
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