拙著『地域を経営する』(同友館)の書評
日本地域開発センター 『地域開発』2010年1月号 Library で、海野進 著『地域を経営する-ガバメント、ガバナンスからマネジメントへ』(同友館)が紹介されました。
「地域社会を誰が、どういう形で担えばよいのかというテーマを、本書は「経営」という観点から述べている」。「そして地域経営においては「顧客満足」という視点から「マーケティング」を行うことが不可欠だとする」。また、「「マイナス・マーケティング」は「今後、注目される分野である」などと紹介とされています。
以前にも紹介しましたが、地元学の提唱などを行っておられる京都大学名誉教授池上惇先生のブログでも書評いただきました。
その中で、
・地域経営主体の多様性を実証的、理論的に解明して、今後の経営のありかたを考える上での共通の基盤を解明していること。
・「地域経営」を「ガバナンス=調整型」から明確な戦略を持つ「地域経営マネジメント」として把握していること。
・このマネジメントは、多様な主体が目標や合意を形成し「多元的ネットワーク」を通じて「顧客としての住民」に対して「準公共サービスを供給する過程」として把握されていること。
などを指摘いただき、
「本書は、激しく変化する社会経済状況の中で、地域経営の新たなシステムを設計し、その実現の手法にまで立ち入って、総合的な地域経営論を展開した。この領域における画期をなす業績である。」と評価いただきました。
書評 ありがとうございます。
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