商工フェア、物産展、農業祭などのマーケティング戦略?
秋は、商工フェア、物産展、農業祭などがよく行われ、大変多くの人で賑わっている。
しかし、これらのイベントは多くの人に来てもらって楽しんでもらうことが主目的なのであろうか。
これらのイベントについて、マーケティングの視点から考えてみたい。
マーケティングは、顧客から継続的に支持されための関係づくりであるともいえる。地域の良さ、地域の事業者・企業の良さを感じて、地域を支持していこうという関係づくりが目指されることが大事ではないだろうか。
そのような意味からいくと、そのイベントにおけるマーケティング目標やマーケティング戦略がどうなっているかである。そのようなことをイベント関係者やそれに補助金を交付している地方自治体関係者が認識して、検討して、実施し、検証しているかである。
イベントに関しては、例えば、マーケティング目標(例:イベントのサブタイトルなど)が「地域の魅力再発見」であれば、地域であまり知られていない商品を極力出品するとか地域資源での料理実演をするとか行うという戦略・戦術を組み合わせることが考えられる。4P(4C)戦略についても考えてみるということも必要であろう。
また、成果については、来場者数、売上者数、売上金額について、部門別など詳細について、分析、検討して、今後のイベントの改善につなげていくことについて、より詳細に、厚み深みをもった分析・検討行っていくことが必要になっていくだろう。
いずれにしても、マーケティングの視点から、恒例の地域イベントを見直し、ただ実施するだけではない、地域の発展に結び付けていく仕掛けが、地域経営においては、必要であろう。
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