地域を診る
地域の発展戦略を考えていく場合は、まず地域の現状を把握する必要がある。
自地域を診るのである。
基本的には、地域の状況、つまりは、地域の活動状況から、地域の現状と課題を把握することである。そのため、活動の結果・アウトプットを統計等で把握することである。
80 年代以降,政府の信頼の低下などからガバナンスのあり方の見直しがすすめられ,業績主義,顧客主義という企業経営手法の導入などが進められてきた。
このような中,多様な主体による地域運営・地域マネジメントに向けた活動が行われる地域経営の時代においては、
地域を診るときは、
①地域生活者の満足度、価値度などを成果指標して考えていくこと,
②多様な主体による地域経営の活動の状況がどうかということ,
③アウトプットではなく成果(アウトカム)を考えていくこと,
④多様な主体へのフィードバック
という視点が必要である。
このような視点で自地域を診て、今後の地域の発展戦略を、考えていく必要がある。
参考文献
海野 進, “地域診断から地域経営診断へ : ―地域経営時代における地域の診断に関する一考察―”, 日本経営診断学会論集, Vol. 10, pp.43-48. 2010 .
| 固定リンク
「地域経営」カテゴリの記事
- 学会論文の中で私の地域経営論(2022.09.14)
- 「まちづくり」と「地域経営」(2018.05.19)
- 地域経営学として評価されました(2018.05.13)
- 持続的発展を目指す「まち」のつくり方 (その1)(2018.04.03)
- 経営する機能の向上にはどうすればいいのか(2018.02.02)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント