みんなで進める地域の現状把握
みんなで進める地域の現状把握
<みんなで地域を診る>
地域において、どのような地域を作っていくか、どのような経営戦略をもとに地域活動を行っていくかなど、つまり、どのように地域の経営を進めていくかを考え、進めていくためには、まず地域の現状を把握する必要があります。
この現状把握にあたっても、コンサルタント任せ、お役所任せにするのではなく、地域の皆が自ら考えていくことが大事です。
その場合、現状把握の進め方やポイントについて、コンサルタントに入ってもらってアドバイスをもらって進めることも大変有効です。
基本は、自分たちの地域のことは、自分たち皆で考えてみるということです。
その場合、
1 ただ人口が増えているとか工場が増えたということではなく、地域で生活する人々が満足しているか、地域に価値を感じて住み続けたいかどうか、など住民の意識として幸せかどうかという点を中心に考えいくことが大事です。
2 地域の維持可能な発展においては、地域の協働ということが要になると考えられます。そのため、地域における様々な団体、組織、企業などがどのような活動をしており、それが地域の発展にどう繋がっているかということを確認することです。
3 そして、地域の現状においては、工場が増えたとか人口が増えたとしても、その中身が問題です。活動状況より成果がどうであったかを重視して把握しましょう。
雇用が増えたとしても、地域と結び付きの少ない派遣労働者(町内会に参加しない住民など)が増えても地域の発展には結びつかないと思います。
4 これらの地域の現状を把握する際には、地域内で活動する組織、団体、企業等に参加してもらうことが必要です。
以上の点を考えて、すすめていきたいものです。
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