一過性のイベントを地域経営に活かす-イベントで人がたくさん来ればそれでいいのでしょうか
一過性のイベントを地域経営に活かす
-イベントで人がたくさん来ればそれでいいのでしょうか
地域創生、地域活性化に向けて様々な講演、研修等が行われているところです。講師からは、いろいろなアイデアやマーケティング、マネジメントに関するアドバイスがなされているところです。そこにおいては、イベントを行い如何に来訪者数を増やすかという点、来訪した観光客に対して如何に満足してもらうか、評価してもらうかという点でのノウハウやコツが伝えられます。
しかし、イベントにおいて来訪者が多く来る、それだけでいいのでしょうか。
イベントには、ラーメン祭り、自然を舞台にした芸術祭、各町屋にひな人形を飾るイベントなどいろいろありますね。
来訪者が多く来るということは顧客満足という点では良しとしましょう。
地域資源の活用という点で考えてみると、地域資源を源泉としたイベントと地域外資源を主体にしたイベントがあります。地域資源を源泉としたものは、地域資源の有効活用や地域の知的資産、今後の地域の内発的な発展に向けて期待が持てるところです。
また、行政に頼らない自律的な活動が地域で行われることか。重要ではないでしょうか。行政任せ、コンサルタント・イベント会社任せにならないことが重要ではないでしょうか。
具体的なイベントの実行や実績の検証、課題の抽出ということを、地域経営の視点から行うこと、それによって、これらの課題を踏まえた対応を進めることによって、これからの地域経営による地域の発展に結びつけていけば良いのではないかと思います。
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