地域再生大賞
深刻化する地域の疲弊に挑む団体にエールを送ろうと、地方新聞社と共同通信社が2010年度に設けた『地域再生大賞』の第6回の大賞のノミネート団体が決定したようです。
http://www.47news.jp/localnews/chiikisaisei/taisho/
ノミネート団体詳細は次のところに掲載されています。
http://www.47news.jp/localnews/chiikisaisei/taisho/2015/nominate.html
これらのノミネート団体においては、
地域を元気にしたい
地域の衰退を止めたい
地域のみんなが笑顔で生き生きと活動する地域にしたい
など、
地域活性化を目指して活動していることが分かります。
そして、具体的な活動内容をみると、自地域と都市等他地域住民との交流を目指したもの、自地域の住民が元気になることを目指したもの、集客力高いもの(そうでもないもの)、地域資源を有効に活用したもの、など、いろいろです。
もちろん、地域の外から有名人を呼んできて地域特産物を販売するなど地域が元気になるための活動をすればいいというものではないと思います。(もちろん、それだけでも大変な活動で関係者の努力に敬意を表します。)
有効性、効果性が大事だと思います。
つまり、真に地域が発展することを目指す地域活性化、地域再生のための活動においては、地域経営ということが重要です。
具体的には、
・地域の(有形・無形の)資源・資産が活用されているか
・外部からの力ではなく、地域内部の活動する力・発生する力によって活動がされているか
・地域の発展を支える(有形・無形の)資源・資産やノウハウ等が育成・醸成・発展されているか
そのためには、地域において活動する組織・人のネットワーク等が組織としての学習し発展しているかという点などが、重要となっていくのではないでしょうか。
特に、地域内人的ネットワーク、地域の有形・無形の資産、地域の知(ナレッジ)の力・対応力ではないでしょうか。
その意味では、過去に地域再生大賞を受賞した団体のその後の状況を注意深く見守り、今後の自地域の発展に向けて参考にしていきたいですね。
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