持続的発展を目指す「まち」のつくり方 (その1)
そのためのステップとしては、
1.経営目標を立てる
2.「まち」の活動を進める
3.お客さんにまた来たいと思ってもらう
4.地域における多様な主体が活動する
5.成果を把握して今後に生かす
これらを、着実に、多様な主体で、活動することです。
最初のステップである、「経営目標を立てる」ですが、
地域において、様々な活動が行われています。
どのように効果的に進めるかがポイントになります。
そのためには、まず、
・「まち」の経営目標を明確にする。
・「まち」の経営戦略、事業計画を立てる。
そのうえで、
・「まち」の戦略的活動を進める
が必要です。
市町村など行政においては、経営目標や経営計画は総合計画などとして決めていますが、どうしても総花的になり、戦略的ではなくなってきます。バランス重視のためです。
身近な地に足の着いた最小単位である「まち」としは、総花的な目標は不要です。着実に実行するための経営目標を設定して取り組むことが大事。
ただ漫然と、前例踏襲的に地域組織がその事業をしているだけでは、発展がないのではないか。
「中小企業では、経営計画を社内公開している企業のほうが、経営業績が良い」ということが指摘されています。
これは、組織活動の目標が明確になり、活動水準が上がり、構成員全体においてやる気の上昇につながった結果と推測されます。
つまり、組織内に計画や経営目標など活動の目標となるものが示すと、組織としての活動の成果が高まるということである。
これを「まち」を作るときに応用しない手はない。
ということで、3-5年後の経営目標をみんなで決めて、みなんなで実現に向けて活動しましょう。
年間トータルのイベント集客人数を○○万人達成、商店街の新規出店〇店舗実現、など成果指標を設定します。
そして、経営目標実現に向けたステップ、戦略などを決めて、そのための活動を進めましょう。
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