図解・コミュニケーション

2008/11/03

図解力のブラッシュアップ

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 図解力をブラッシュアップするため、インターネットで図解学校というものを受けてみました。

 久しぶりに勉強してみましたが、バランスよくセンス良い図解を書くことが、相手に訴えるということ、など得るものが多かったです。しかし、個人的には、センスよすぎるのも相手の心に引っかからないのではと思います。センス良く、かつ人にインパクトを与える図解を心がけていきたいと思いました。

 それで、前の著書で書いた図解を書き直してみました。ポイントは、全体的に明るくしてみたのと、1枚の図解に収めるために流れを曲げて無理やり書き込んでセンスが悪い所があったのを変更してみました。

前の図解は次のようなものでした。


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2008/04/29

フィンランドの教育と地域

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 フィンランド教育がどんなものかと思い、実川真由・実川元子[2007]『受けてみたフィンランドの教育』(文芸春秋)を読んでみました。高校生としての体験が書かれています。
 これを読んで感じたことを図解にまとめてみました。

 フィンランドにおいては、テストは作文方式である。生物では「耳について知っていることをすべて記述しなさい」など、大学のような問題が出される。書く力、考える力が重視されている。そのため、テスト勉強は多くの本を読むことである。本を読むことが、書く力、話す力の源泉・ベースになっている。話す力は、英語ではともかくコミュニケーションをとることに力を入れる。プレゼンテーションも重視されている。
 書く力は、考えをまとめ論理的に整理することによって、話す力がアップする。また、話す力は、多くの人に充分に納得してもらうために論理力を高める。そして、読む力は、書く力、話す力の源泉となる。それぞれの力が相互作用をしている。

 しかし、日本においては、知識の断片を問い、英語では文法主体であり、プレゼンテーション能力は重視されていない。また、書く力、読む力、話す力がそれぞれ独立しており、ばらばらである。最近、活用する力を試すpisa型学力調査が始まった。

 このため、フィンランドのような教育の結果としては、自律的な、多文化とのネットワーク型地域が形成される可能性が高いと考えられる。日本のような教育の結果としては、内向きの、効率性志向の地域が形成される可能性が高いことが懸念される。

 教育のあり方を再検討していく必要があると思う。

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